海外と国内のBO取引のメリットデメリットを徹底比較

  • 2015年4月9日
  • 2022年5月18日
  • BO入門

海外バイナリーオプションは国内業者と比較すると国内業者ではできない取引をすることが可能なこともあり投資家に人気がありますが、この海外バイナリーオプションのメリットとデメリットをまずはよく知りましょう。

国内バイナリーオプションのメリット・デメリット

国内バイナリーオプション
 

国内バイナリーオプションのいいところ


 

国内バイナリーオプションの魅力はなんといっても「安心感」

現在国内でバイナリーオプションを提供しているのはすべてFXも行っている業者で、金融庁に認可された業者のみになっています。国内認可業者はすべて信託保全が義務づけられており、会社に万一のことがあっても預けたお金は守られています。この「安心感」が国内バイナリーオプションの最大の魅力です
 

国内業者は入手金の制約がない


 
国内業者しか知らない人には当たり前のことかもしれないのですが海外バイナリーオプションでの取引の場合、昔ほど出ないにせよ入手金が国内業者ほど自由でないケースがあります。
 
以前は入出金はクレジットカードか海外送金しか手段がなく、海外送金は非常に手数料がかかる上に着金が遅いのでそれだけで敬遠されていたのですが、最近は国内銀行口座あてに振込できる業者も増えてきており、入金のハードルは下がっています。しかしながら、どの会社も最低入金額が設定されているため、5千円程度は最低限必要になります。
 
出金に関して海外業者の場合、国内業者と大きく異なりいくらでも自由に出金できるかというとそうではないので注意が必要になります。
海外バイナリーオプション業者の多くは「最低出金額」として、1回の出金指示の最低額の制限があり、最低出金額以上の出金しか受け付けられないケースがあります。
(口座解約時の場合は全額引き出し可能なケースが多いです)さらに、出金時にはバイナリーオプション業者の「出金手数料」がかかるところもあります。
 

国内バイナリーオプションのイマイチなところ


 

国内業者での超短期取引は提供されていない

バイナリーオプションに興味を持ち始めた人の中で「60秒取引」などの超短期取引を提供する国内業者を探している人も少なくありません。
残念ながら国内業者ではバイナリーオプション規制により短期の取引を規制しており提供できません。
締め切り時間の2分前まで購入することができる業者も多いため国内業者では最短2分後の為替の予測が一番短期のバイナリーオプションとなりますが、1回の取引は3時間程度で設定されているため、次の2分取引のチャンスは3時間後ということになり、チャンスがきても短期取引で決めれるという保証がどこにもないのです。

 

国内業者は海外業者に比べて取引の選択肢が少ない

国内バイナリーオプションはほとんどの業者は「ラダーオプション」のみの提供となっており選択肢が少ない状況です。
また、投資対象も国内業者の場合すべて為替のみが対象となっており、海外業者のように「株式」「指数」「コモディティ」「仮想通貨」など複数の投資対象を扱っていません。

 

海外バイナリーオプションのメリット・デメリット

 

 

海外バイナリーオプション

海外バイナリーオプションのいいところ


 

海外バイナリーオプションの魅力は「短期取引」

 

海外バイナリーオプションのメリットは何と言っても「短期取引」があることです。どの業者でも60ミニッツなどの名称で60秒オプションを提供しています。これは、買うときの価格から60秒後の価格が上か下かを予想するものです。2時間後の為替を予想するより60秒後の為替を予想するほうが予想しやすいため非常に人気があるのです。

さらに最近は一部の業者では「30秒オプション」という超短期取引の提供もされています。これは文字通り30秒後の為替を予想するものです。

 

海外バイナリーオプションは投資対象は為替だけでなく、株式や指数の取引も可能

 
海外バイナリーオプションの取引対象は為替だけではありません。どの業者も為替意外に株式や指数、コモディティのバイナリーオプションも提供しており戦略の幅を広げています。
 

 
株式に関しても世界中の株式から厳選された銘柄の取引が可能で、アメリカのAPPLEやAMAZONなどの超有名企業から中国の百度、インドのタタモータスなど世界中の株式を投資対象とすることが可能です。日本の株式としてはソニーなどの企業がラインナップされています。
 

 
個別企業の株式だけでなく、指数での取引も可能で日経225先物を始めNASDAQ100先物やダウジョーンズ30先物など、世界各国の株価指数でのバイナリーオプション取引も可能なのです。

 

国内バイナリーオプションは週末にログインすらできないところが多い


 
国内のバイナリーオプションは基本的には週末の土日には取引することができず、取引ツールにログインすらできないところが多いです。対して海外バイナリーオプションの一部の業者は仮想通貨バイナリーオプション取引を土日でも行うことが可能です。

 

海外バイナリーオプションのイマイチなところ


 

海外バイナリーオプションは国内業者では当たり前のことができないこともありそこがデメリットになってきます
 

万一の場合は自己責任

海外バイナリーオプションは日本の金融庁に認可を受けている業者ではありませんので、万一破綻等があった場合、救済を受けることは現実的ではありません。そのため、信頼できる業者を自分で選ぶ必要があります。
 

出金に最低限の制限がある

業者によっては最低出金額未満の出金は口座解約時のみで通常の出金には最低額に制限があったり、出金に手数料がかかる業者も存在しますので、計画的に出金を行うか、出金制限のゆるい業者を選択する必要があります。
 

海外送金の場合、時間と費用がかかる

入出金で海外送金(Wire Transfer)を利用すると、着金までに約2週間ほどの時間と2千円程度の送金手数料がかかります。従来は海外送金での出金がメインでなかなか着金しないことからトラブルになることもあったのですが、最近は国内銀行から送金(クイック出金)してくれたり、bitwalletなどの送金業者を利用し、国内送金で送金してくれる業者も多くなりました。
海外バイナリーオプションを行う場合、出金手段にクイック出金サービスや、bitwallet利用可能、もしくは仮想通貨での入出金が可能な業者を選び、海外送金を利用しなくても良い業者を選ぶことも一つのポイントです。
 

国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションの税制面での比較


 
国内のバイナリーオプションと海外のバイナリーオプションは税制面での扱いでかなり異なっており、国内バイナリーオプションの方がかなり有利な税制になっています。
 

国内バイナリーオプションは申告分離課税で損失繰越可能

国内のバイナリーオプションは株式取引やFX取引(国内証券会社)と同じ扱いになっており、申告分離課税として一律利益に対して20.315%の課税となっており、FXなどの他の投資商品との損失通算が可能で、かつ、最大3年間の損失繰越が可能です。
 

海外バイナリーオプションは総合課税で損失繰越不可

海外バイナリーオプションで得た利益は「雑所得」という扱いで、給与所得などと同じくくりで課税されます。給与やバイナリーオプションの取引利益などの全ての所得に応じて0%~55%の税率で累進課税がかけられます。また、海外バイナリーオプションで発生した損失は損失繰越や他の投資商品との損失通算ができません。
 

まとめ

国内業者のバイナリーオプション取引と海外業者のバイナリーオプション取引を比較してみましたが、税制面や安心面など数多くのメリットが国内バイナリーオプションにあることがわかります。しかしながら、海外バイナリーオプションの口座を開設する人が多いことも事実です。これは、国内バイナリーオプションのメリットを上回るメリットを感じて海外業者の口座を開設していることを意味するのですが、短期取引を禁止するなどとした国内でのバイナリーオプション規制の結果でもあると言えます。
FX取引でも高いレバレッジ取引が国内業者では規制でできないため、海外業者で口座開設して取引する人がいるのと全く同じ構図になっているのです。

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